アルカポネ
⇒『カポネ(殺戮と絶望のシカゴ篇)』を読む!!
アルカポネは19世紀末の1899年、ニューヨークで生まれた。
彼は中学生になる頃に、ストリートギャングのメンバーとなり、当時ニューヨークのストリートギャングのNo.1だったジョニー・トリノファミリーに入る。
禁酒法の制定と同時にジョニー・トリノファミリーは本拠地をシカゴに移し、密造酒ビジネスに手を染める。
アルカポネはこの密造酒ビジネスで大いに手腕を振るい急速に頭角を表する。カポネの配下に置かれる密造酒組織は販売担当・製造担当などの部門に分かれており、まるで企業のように統制のとれた組織だったそうである。
5年後、ファミリーのトップであったトリノが他の組織に襲撃され重症を負い、引退したのを期に、アルカポネはファミリーのトップとなる。その後、アルカポネは大いに手腕をふるい、トリノから受継いだファミリーは何倍もの大きさに拡大し、シカゴでも有数のギャングとなった。
しかし、組織が大きくなるつれて抗争も増え、警察も躍起になってアルカポネを捕まえようとするが、利口なカポネはなかなかしっぽを見せなかった。やっと武器不法所持でたったの懲役1年という罪に問われるが、模範囚として服役していた彼は9ヶ月で釈放される。
しかし、ファミリーの一掃を決意したFBIが、アンタッチャブルと特捜班を設置するに至り、ついに1931年アルカポネは脱税容疑で逮捕懲役11年の刑に服する。
模範囚として服役していたカポネは7年で釈放されるが、服役中にルーズベルト大統領が禁酒法を撤廃、密造酒という大きなマーケットを失った彼はマイアミの別荘に引っ込む。
1947年、病気により死去。
⇒『カポネ(殺戮と絶望のシカゴ篇)』を読む!!