脳血栓症
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動脈は、長年、高血圧、糖尿病、タバコなどによって傷つけられることにより、動脈硬化が起こり、壁が硬く厚くなり(よって血液の通り道である内側はせまく細くなり)、また壁がぼろぼろになり、そこに血小板やらフィブリンやら色々なものがくっついて、アテロームと呼ばれる硬い脂肪を混合したかたまりが形成され、しまいに血管が閉ざされて、つまってしまいます。このようにして起こった梗塞、平たくいえば動脈硬化によって生じた脳梗塞を脳卒中の中でも脳血栓症といいます。
この脳血栓症もさらに2つに分けることができます。
a)アテローム血栓性脳梗塞
これは頚動脈などの太い動脈に動脈硬化が起こり、太い血管がつまったり、太い血管に生じたアテロームがはがれて、血流に運ばれて脳の中で細かい血管につまることにより起こるもの。
b)ラクナ梗塞
大ざっぱに言うと、脳の深いところにある細い動脈が主に動脈硬化によってつまってしまったもので、梗塞の大きさが15mm未満のものをこう呼んでいます。
脳卒中の中でも特に脳血栓症は成人病の代表選手で、タバコを吸っている人や、コントロールの悪い高血圧や糖尿病などがある人で起きます。特に、喫煙者の中高年男性で高血圧や糖尿病の治療が不十分な人は非常に危険です。
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